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甲斐性なしの天邪鬼ブログ。素直になれればいいのにね。

ラブホテルに安らぎはあるかい?

夜も更け朝に近い3時過ぎ。
街からタクシーで家に帰る。
いつも通り過ぎるラブホテルがある。

川沿いにあってラブホテルにしては大きい部類だ。
2階のラウンジは外から見える。
レストランのような雰囲気で誰もいない。
エッチをした後、朝方にお客が来るはずもないのにいつもそれぞれのテーブルにランプがついている。その光景が好きでタクシーでの帰り道必ず見ている。

「きょうは誰か座ってるだろうか?」

いつもそう思って見ている。
いつか座っていてほしいな。
自分なら夜通しそこのラウンジでおしゃべりできる。
ただラブホテルにいってラウンジでおしゃべりしたい人はさすがにいない。

自分は自分に似てるひとを探してるんだろうか。
一緒に馬鹿をやる友達も年を増すごとにいなくなる。
タクシーはいつものスピードでラブホテルの前を通り過ぎる。

「きょうも誰もいなかったな、、、、」

ぼくはがっかりした気持ちと安堵した気持ちで家に帰る。

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